そろばんのメリットとデメリットは?|何歳から始めるべき?

習い事で人気のそろばん。

習い事は「適正時期」や「適正年齢」が暗黙のルールのようなもので決まっていて
適正年齢から離れていて、始めることが出来ないとお悩みではありませんか。

そろばんは、「習うのに早すぎる」「習うのに遅すぎる」ということは基本的にはありません。

ですが、教室に通うには、適正年齢から離れていると敷居が高いですよね。

年齢ごとにおすすめの習い方やそろばんのメリット・デメリットなどを、ご紹介しますので
そろばんを習うか検討中の方は参考にしてみてくださいね。

そろばんを学び始める年齢

そろばんを習い始める時期の目安として、各教室で挙げられている目安としては、

  • 1~10までの読み書きが出来る
  • 5珠が1つで「5」であることが理解できる
  • 授業時間(1コマ30分~60分)の間、1人で座っていられる

この3つが目安となることが多いです。

上記3つをクリア出来るのが、だいたい3~4歳くらいですね。

なので、3~4歳以降に習い始めるのがおすすめです。

0~2歳から始めるそろばん学習

0~2歳は、受け入れているそろばん教室はほとんどありません。

そろばんを始めるには、数字を読む・書くことが出来ることが最低条件です。

0~2歳のお子様は、そろばんを学ぶというよりは、数の概念や足し算、引き算の概念を
おもちゃや積み木、お歌などで楽しく学ぶことが第一優先ですね。

3歳以降にそろばんに繋げられるように、家庭学習を続けるのがいいでしょう。

東谷珠算塾では、0~2歳のお子様でも受講いただけるマンツーマンレッスンもございます。

興味のある方は、お気軽にお問い合わせくださいね。

おすすめの習い方

・家庭での自主学習
・オンラインレッスンでの数、数字などの学習

3歳から始めるそろばん学習のメリット

3歳になると、大人とのお話、意思疎通が上手に出来るようになってきますね。

そして、数を数えられるようになり、数の概念がなんとなくわかってくる時期でもあります。

全員が3歳になれば、習い始められるわけではなく、お子様の成長速度によりますので、
お子様が数や数字に興味を持ち始めたら、習うことを検討してもいいですね。

3歳からのそろばん学習のメリットとしては、計算方法などを全く知らない真っ白の状態で覚え始めるので、
そろばんにおいても、珠算式暗算においても、素直に吸収することが可能です。

3歳頃からは、言葉を覚え始め、左脳を使うことが増えてきます。

そろばんは、右脳を使うので、使わなくなり始める右脳を積極的に鍛えることが出来ますよ。

おすすめの習い方

・家庭での自主学習
・3歳から受入可能なそろばん教室(おすすめ)
・オンラインのそろばん教室(おすすめ)

4歳から6歳までの子供がそろばんを始める時期

幼稚園の年中さんともなれば、だいたいのお子様が、1~10まで読む、書くことが出来るようになっているでしょう。

また、幼稚園や保育園で座って先生のお話を聞く機会も増え、
短時間であれば落ち着いてそろばん授業を受けることが出来るようになってきます。

手指の使い方も上手になり、そろばんもスムーズに扱うことが可能です。

4歳から6歳は一番、そろばんを始めるのに適正な時期と言えるでしょう。

簡単な計算なら、暗算や指で計算出来るお子様もいますが、
そろばんを使ったほうが速く計算が出来ることに気付くと、素直に覚えてくれますよ。

小学校に入って、数字や算数に苦手意識が芽生える前に、そろばんを習い始めることで
数字・計算に強くなります。

まだ、筆算なども覚えていないので、暗算を「珠算式暗算」で最初から覚えることが出来ますね。

習得が速いお子様なら、小学校入学前に、九九や掛け算、割り算まで出来るお子様もいらっしゃいます。

おすすめの習い方

・家庭での自主学習
・そろばん教室(おすすめ)
・オンラインそろばん教室(おすすめ)

低学年、高学年~大人でそろばんを始めることの意味

そろばんを習い始めるのは、早ければ早いほど、何も知らない真っ白な状態で覚えることが出来るのでおすすめですが、
低学年や高学年以降に習い始めると遅いかというと、そうではありません。

5珠と1珠(5円玉と1円玉)の違いなど、未就学児では噛み砕いての説明が必要ですが、
小学校入学以降のお子様~大人の方は、すぐに理解することが可能です。

また、理解力が高いので、未就学児が半年~1年かけて覚える内容を1、2ヶ月で理解出来るなど、
習熟スピードが速いメリットがあります。

反対にデメリットは、
そろばんで基礎の簡単な計算(1+1、7+5、1+4)を習得するときに
頭で計算してからそろばんの盤面を合わせてしまうことが考えられます。

頭で計算→盤面合わせだと、そろばんの基礎のルールなどを理解出来ていない可能性があり
後々、27+49、128+493、9,215+5,429など、
自身の頭での計算、筆算ですぐに判別出来なくなったときに躓いてしまいます。

これは、珠算式暗算でも同様のことが言えます。

簡単な計算であっても、そろばんで習うのは初めてなので、素直に覚えることが出来るかが求められますね。

おすすめの習い方

・家庭での自主学習
・そろばん教室(小学生が習い始めるのにおすすめ)
・オンラインそろばん教室(中学生~大人が習い始めるのにおすすめ)

そろばんのメリット

習い事で人気のそろばんですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。

すぐに思いつくのは、数字に強くなる、計算が速くなるですよね。

そろばんのメリットについて 紹介します。

そろばんのメリット1. 計算が速くなる

1つ目のそろばんを習うメリットは、一番わかりやすい、計算が速くなる、数字に強くなるです。

珠算式暗算を習い始めた時期から、効果を感じ始めます。

今まで、指を使って計算していた未就学児のお子様を始め、
小学生以上で、今までは筆算でしていた計算を、珠算式暗算で解け始めると

みんな声を揃えて「珠算式暗算の方が速く出来る!」と言いますよ。

珠算式暗算がしっかり身についてくると、
日常生活で見える数字(バーコード、ナンバープレート、電話番号など)を
「+-✕÷」など様々な方法で、意識しなくても勝手に計算してしまうのは
そろばんを習っている人のあるあるです。

そろばんのメリット2. 育脳・脳トレに繋がる

そろばんは、一問を解くのに何十回と指を動かします。

指を動かす=脳に信号が渡る

ので、全く意識をしなくても、勝手に育脳・脳トレになります。

そろばんの基礎を習得中は、一つひとつの計算で、「足せない時は・・・」「引けない時は・・・」
など、計算過程を頭で考えるので脳はフル回転しています。

また、級の練習段階になり、意識せずとも勝手に指が動く段階になっても、
一問一問、数字を見る→指を動かしてそろばんに反映
と脳を刺激しているので、

そろばんを続ける限り、ずっと脳トレになりますよ。

そろばんのメリット3. 右脳が鍛えられ、頭が良くなる

そろばんは右脳を使うので、記憶力・想像力・情報処理能力など、様々なチカラが鍛えられます。

「8+9+2+1・・・」という計算をそろばんを習ったことのない人が計算をすると、
「8と2で10」「9と1で10」で「10と10で20」と、言葉に変換、言葉で計算をしているかと思います。

言葉に変換をしているということは、言語を司る「左脳」を使用しています。

そろばんでは、言葉で計算=左脳を使用することはありません。

右脳を鍛えることの主なメリットは以下の通りです。

・発想力やひらめき力が鍛えられる・・・学生生活だけでなく、就職後の企画力などに繋がる
・記憶力の向上・・・右脳の記憶力は、左脳の数千倍と言われおり、長期記憶が可能→受験や就職に繋がる
・情報処理能力が鍛えられる・・・頭の回転が速くなる→勉強だけでなく、コミュニケーション能力向上に繋がる

そろばんのメリット4. 将来に役立つ精神力が鍛えられる

そろばんは、いわゆるお稽古・習い事ですので
楽しく学ぶといった綺麗事だけではなく、挫折を味わうこともあります。

進級するにつれ、だんだん難しくなり、途中で辞めたくなる時期も来ますし、
多くの生徒がぶつかる「壁」といわれる級も存在します。

すぐに目標を達成するのは難しくても、繰り返しの反復練習で目標達成に繋がります。

諦めずに繰り返し練習するチカラ=忍耐力です。

忍耐力は、大人になっても重宝するチカラですね。

他にも、継続して練習をすることで、やる気やモチベーションなどに繋がり、自己肯定感アップに繋がります。

そろばんのデメリット・問題点とその対策

そろばんのメリットを紹介しましたが、反対にデメリットはご存知ですか。

そろばんを13年間習い、オンライン講師として活動している筆者が、自身の経験を踏まえて
デメリットをご紹介します。

そろばんのデメリット1. 継続する必要がある

そろばんは、一回の練習や、一年だけの練習では、将来に繋がる計算力は身につきません。

長期間、継続して練習を行う必要があります。

現代のお子様は、1つだけの習い事ではなく、
習い事の多いお子様なら8個以上習い事を掛け持ちしている方もいらっしゃいますよね。

長期間の継続は、お子様はもちろん、親御様の負担にも繋がってしまうかもしれません。

対策としては、頻度や練習量を調整出来るそろばん教室・オンラインそろばん教室への通塾を検討したり
毎日の短時間(1日5分~15分程度)の自主練習を続けることです。

そろばんのデメリット2. 習う場合はお金がかかる

独学の場合や、ご家庭にそろばんの計算方法がわかる方がいる場合は、費用がかかりませんが
そろばん教室に通塾するとなると、相応の月謝や、教材費、検定試験代などがかかってきます。

そろばん教室次第ですが、大会に出場となると、大会参加費、遠征費なども追加されます。

そろばんの月謝は、習い事の中でも比較的安価な習い事ではありますが、
長期間の継続となると、かなりの出費となりますので
通うそろばん教室はしっかり検討したいところですね。

そろばんのデメリット3. 目が悪くなることや肩こりがある

そろばんをしているうちに姿勢が悪くなり、顔と机(そろばん、問題)の距離が近くなってしまい
視力の悪化や姿勢悪化による肩こりなどに繋がる場合があります。

筆者は、小学生時代は視力が「2.0」ありましたが、
そろばんが上達するにつれ、集中するあまり距離が近くなり
中学生の頃には視力は「0.1以下」になってしまいました。

対策としては、基本のそろばんの姿勢に忠実に行えば、防げることでしょう。

そろばんのデメリット4. 字が汚くなる

そろばんは、「0.1秒のスピード」を争う世界です。

そのため、綺麗に丁寧に数字を書く余裕はありません。

また、私自身が生徒に指導するとき、ゆっくり丁寧に書いている生徒には
素早く書くように指導しております。

そろばんは、字が汚くても許容される世界ですので、字が汚いことに慣れてしまい
普段の字、学校でのノートなども汚くなってしまうリスクがあります。

対策としては、そろばんはそろばんの字。
普段は、普段の字。

というようにメリハリをつけることが重要です。

そろばんのデメリット5. 筆算のやり方がわからなくなる

筆算を習う前に、そろばんを習い始めた生徒は、ほぼ全員共通で
筆算のやり方を覚えられません。

筆算で計算をするよりも、珠算式暗算で、答えを一瞬で判別出来るからです。

ただ、学校の筆算のテストでは、筆算の途中の式も採点に含まれることが多々あり
珠算式暗算で答えだけ書いても、減点対象となってしまう場合がほとんどです。

対策としては、筆算のやり方も知っていて損はないので、
学校の筆算の授業は、きちんと受ける必要があります。

オンラインそろばんなら東谷珠算塾!

いかがでしたでしょうか。

そろばんのメリットとデメリット、習い始める時期をご紹介致しました。

そろばんを習うことを検討している方は、東谷珠算塾のオンラインそろばん教室に入塾しませんか?

東谷珠算塾では、3つのコースから選ぶことが出来、振替も自由です。

・マンツーマンレッスン(3歳~):1コマ2,000円(税込)~ ※0歳~2歳要相談
・少人数集団レッスン(5歳頃~):1コマ980円(税込)~
・収録授業+宿題サポート(3歳~):月額一律3,000円(税込) ※0歳~2歳要相談

です。

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お気軽にお問い合わせください。

投稿者プロフィール

なつみ
なつみ
6歳から19歳までそろばん教室に通塾。
全国大会・地方大会多数出場&優勝・入賞経験多数。

29歳からそろばん講師を始め、
オンラインでのマンツーマンレッスンを中心に
現在は30名の生徒を指導中。

趣味は、ゲーム、アニメ、漫画、映画、
YouTube、ネイル、手芸、食べること。

生粋の大阪人です。